今、若者の間で“湯シャン”が流行していることをご存知ですか? 湯シャンとはその名の通り、シャンプーやトリートメントなどを使わずに、お湯だけで髪を洗うこと。実はこれが、抜け毛や地肌の乾燥などにいい効果をもたらすということで、最近流行しているのです。

しかし、お湯だけの洗髪で本当にいい効果が生まれるのでしょうか。その実態を、東京の人気美容室『ACQUA tua』の店長の岡元コースケさんに伺ってきました。

■湯シャンは“温度”が大切!

岡元さんは、「よく、お湯だけで洗浄力はあるのかと、不安を抱かれる方がいらっしゃいますが、水そのものに洗浄力があるため、皮脂などは水だけでほとんど落とすことが可能なのです。

お湯の温度は、36〜38℃のぬるま湯で、時間をかけて丁寧に洗髪することがポイント。このお湯の温度は頭皮に熱の刺激を与えず、且つ皮脂汚れもしっかり落とせる最適な温度と言われており、シャンプーを使った場合でも同じ。シャンプー派の方も覚えておくと良いと思います」と話していました。

温度を守れば湯シャンだけでも十分、汚れは落ちるのですね。

■湯シャンの効果は?

岡元さん曰く、「湯シャンを続けると、頭皮や髪に必要な皮脂や保湿成分が、洗い流されずに残ります。そうすると、以前なら皮脂分泌のために消費していた栄養などが髪に供給され、頭皮が活性化するのです。

丈夫な髪は、健康な頭皮に生えると言われています。つまり、湯シャンの効果で活性化された頭皮なら、丈夫な太い髪の毛が生えやすくなります。そのため、抜け毛や薄毛予防にも期待できるというわけです」とのこと。

活性化されることで頭皮状態は良くなるのですね。

■突然湯シャンに切り換えるのはNG!

「ただ、湯シャンを始める際には注意点があります。シャンプーの使用頻度をいきなりゼロにして、湯シャンに切り換えるのではなく、まずは、2日に1回の頻度にシャンプーを減らし、次は、3日に1回のペースというように、徐々に減らしていき、慣らしていくことが大切です。その際、シャンプーの量も徐々に減らしていくと良いです。

また、洗髪の頻度自体を減らしてしまうのもNG。洗髪は今までの頻度を保ったまま、シャンプーの使用頻度を徐々に減らしていくようにしてくださいね」と岡元さんから、アドバイスを頂きました。

頭皮を湯シャンに慣らしていくことがポイントなのですね。

■湯シャンには向き不向きがある

もう一つ注意点があります。実は、誰にでも湯シャンを推奨できるわけではないそうです。下記の項目でチェックしてみてください。

(1)湯シャンに向くのは”乾燥肌”の人

乾燥肌の人は、湯シャンがオススメです。上記でもお伝えしたように、湯シャンは頭皮や髪に必要な皮脂や保湿成分が洗い流されずに残るので、もしかしたら乾燥の悩みが改善されるかもしれません。

(2)フケが多いと湯シャンに向かない

普段からフケが多い方には、あまりオススメできません。また、ワックスやスプレーなどの整髪料をつけている髪には、お湯だけではそれらを落としきれないので、シャンプーしていただくことをオススメします。

湯シャンのコツは、“ぬるま湯でマッサージするように行うこと”です。これを毎日続けた場合、効果を感じるには最短半年、最長3年程度かかるそうです。

地肌が健康になり、髪にもコシやツヤが蘇る節約時短テクなので、特に乾燥肌の方は試してみる価値があるのではないでしょうか。